そして毎日はつづいてく

I am always prepared to lie

1月上旬11首

一人では耐え切れなかった新年がまた当たり前にやってくること


新年の穏やかな陽に照らされて昼寝の犬がチリリと光る


ヒュプノスに寵愛されし魂はやがてタナトスに導かれてく


友だちも家族も恋や愛さえも生きる動機に少し弱くて


どこまでも快晴の空はうんざりでひたすら石を蹴飛ばしていた


飲み下す錠剤の数を数えても世界の色は変わりはしない


きみの言う未来に当たり前のようにぼくが生きてる泣けてしまった


一人きり鼻歌みたいなこの歌が風に乗っては溶けてくような


雨降りの放課後だったきみがいてぼくは眠ったふりをしていた


雨の音が優しく響く渡り廊下すれ違うきみの空気も柔い


きみとぼく輪郭すらも曖昧なまま分け合ってた15の孤独